横浜市緑区の植木屋 中嶋です。
今回は接ぎ木用テープのニューメデールを使って、柿の接ぎ木に初挑戦をしてみたので
それを書きます。
目次はこんな感じです。
接ぎ木ってなに?
接ぎ木用テープ ニューメデールについて
実際にやってみた
感想
1 接ぎ木ってなに?
日常生活で聞きなれない「接ぎ木」という言葉ですが
実は我々が食べる野菜や果物に多く使われる栽培技術です。
簡単に説明するのは難しいのですが具体例で説明します。
柿は食べて美味しい甘柿とそうではない渋柿の2種類がありますが、元々育っている渋柿に切った甘がきの枝を接ぐとその枝からは甘柿の実がなります。
病気などに弱いスイカを丈夫に育てるために頑丈なカボチャの苗に接ぐと、病気に強いきゅうりが出来るようになるので良く育つようになります。
こんな感じで生産量や質を高める等の目的をもって、二つのものをくっつけることだと思ってください。
2 接ぎ木用テープ ニューメデールについて
そんな接ぎ木を行うのに必須だと思い購入したのが、このニューメデール。
どうやら接ぎ木は感想をさせないことが重要みたいです。
近くのホームセンターでは売っていなかったので楽天で購入。
使ってみてわかりましたが、よく伸びて指でもちぎれて便利です。しかもその後は勝手に自然分解、芽が出たらテープから突き破ってくれるとのことで、とても頼もしいです。
3 実際にやってみた
今回は甘柿の枝を渋柿に接いでみたいと思います。
ステップ1
使いたい甘がきの枝をチョイスして芽が出そうな部分の上をカットします。
これにより生長点(新しく成長する部分)がわかりやすくなり
テープを巻きやすくなります。
ステップ2
切った甘がきの枝の反対側の部分を小刀などで削り、クサビ状にします。
写真だと片側だけ削って見えますが両方削って鋭角になるようにします。
ステップ3
今度は接ぐ方の渋柿の横側に切り込みをいれて
(黄緑色をした形成層という部分が出るまで)
先ほどのクサビ形に切った甘柿の枝と接着するか試してみます。
ステップ4
切断面同士がうまく接着したなと思ったら、
そこで動かないように、乾燥をしないように
ニューメデールをまいて完成です。
4 感想
本当にこれでいいのか、あっているのか?と心配をしながらの作業でしたが
どうにか形にはなりました。
ただ、反省点もありましたので次回はそれを押さえて取り組みたいと思います。
反省点1 今回、切り込みはカッターを使用しましたが、切断面の綺麗さを考えるとちゃんと小刀を使っての作業が望ましい。
反省点2 テープの貼り方がユーチューブ動画にあったこと、これを見ていればもっと薄く綺麗に貼れた。
今回の記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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